
海外旅行や出張で空港を利用するとき、こんな経験はありませんか?
- 出発まで2〜3時間、特にやることがない
- 空港のレストランが高すぎる
- LCC利用で待ち時間が長い
- 乗り継ぎが深夜で疲労が限界
- 混雑したベンチで時間をつぶしている

そんな空港での「もったいない時間」を、一気に快適な時間へ変えてくれるのがプライオリティパスです。

エコノミークラスでも、航空会社に関係なく、世界中の空港ラウンジが利用可能。軽食やアルコール、Wi-Fi、充電、シャワーまで使えることもあります。
ラウンジが複数ある場合はいろんなラウンジを利用することも可能です。
ただし、日本人にとって気になるのはここ。
実は、旅行頻度によって「持つべき人」と「不要な人」がはっきり分かれます。

この記事では、日本人旅行者向けに
この記事でわかること
- プライオリティパスの仕組み
- 年会費と元の取り方
- クレジットカード経由でお得に持つ方法
- 最新の注意点・改悪情報
を分かりやすく解説します。
空港での待ち時間を、ストレスの時間から「くつろぎの時間」へ変えたい人は、ぜひ最後まで読んでください。
目次
プライオリティパスとは?仕組みを詳しく解説
プライオリティパス(Priority Pass)は、世界1,400ヶ所以上の空港ラウンジを利用できる会員制サービスです。

最大の特徴は「航空会社や搭乗クラスに関係なく利用できる」こと。エコノミークラス利用でもラウンジに入れるため、ビジネスクラスに乗らなくても快適な空港時間を過ごせます。
利用できるのは主に以下の施設です。
- 航空会社ラウンジ
- 独立系ラウンジ
- 一部の空港レストラン
- 仮眠スペースやシャワー施設
世界中の主要空港に対応しており、特にヨーロッパや中東、東南アジアで強みを発揮します。

一方で、日本国内の対象ラウンジはそこまで多くないため、海外旅行が多い人向けのサービスと言えます。
ご利用予定の空港でラウンジを検索したいかたは公式ホームページよりご確認ください。
年会費とプランの違い
プライオリティパスには3つのプランがあります。
| プラン名 | 年会費(USD) | 会員本人の利用料金 | 無料利用回数 | 同伴者料金 | おすすめの人 |
|---|---|---|---|---|---|
| スタンダード | $99 | $35/回 | なし | $35/人 | 年1〜2回程度しか使わない人 |
| スタンダード・プラス | $329 | 10回まで無料 11回目以降 $35 | 10回 | $35/人 | 年3〜7回程度利用する人 |
| プレステージ | $469 | 無料 | 無制限 | $35/人 | 年8回以上利用する人 |
※料金は変更される可能性があります。最新情報は公式サイトをご確認ください。
どのプランがお得?利用回数別の目安
年1〜2回なら「スタンダード」
年に1〜2回しかラウンジを使わないなら、年会費が安いスタンダードで十分です。ただし、利用のたびに$35かかります。
年3〜10回なら「スタンダード・プラス」
10回まで無料利用できるため、ある程度旅行する人に向いています。年10回を超えると追加料金が発生します。
年10回以上なら「プレステージ」
頻繁に海外旅行や出張に行く方は、回数無制限のプレステージが最もコスパが良くなります。
日本人におすすめの持ち方
日本ではクレジットカード経由でプレステージ会員を無料付帯できる場合が多いため、直接入会するよりもカード経由の方が圧倒的にお得です。
特に、年会費1万円台のクレジットカードでプレステージが付帯するケースもあり、個人入会($469)より安く持てることがあります。
詳細は次の章で説明します。
プライオリティ・パス付きおすすめクレジットカード年会費比較

日本では多くのゴールドカード・プラチナカードにプライオリティパス特典が付帯しています。
代表的な5つの会社を取り上げて比較していきます。
カードによって違うポイントは以下です。
- 無料利用回数(無制限 or 年数回)
- 同伴者料金
- レストラン特典の有無
- 家族カードの利用可否
年会費が2万円前後のカードでも、旅行頻度が高い人なら十分元が取れる設計になっています。
日本でプライオリティ・パスをお得に持つ方法は、クレジットカードの特典として付帯させることです。ここでは、代表的なカードを年会費とプライオリティ・パスの内容で比較します。
| カード名 | 年会費(税込) | プライオリティ・パス | 同伴者料金 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| 楽天プレミアムカード | 11,000円 | プレステージ(年5回無料) | 1名あたり有料 | コスパ重視・旅行保険も充実 6回目以降35USD |
| EPOSプラチナカード | 30,000円 | プレステージ(回数無制限) | 1名無料 (空港により異なる) | 100万円以上利用で翌年度20,000円 |
| セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード | 33,000円 | プレステージ(回数無制限) | 有料 | JALマイル高還元率 |
| 三井住友カード プラチナプリファード | 33,000円 | プレステージ(回数無制限) | 有料 | ポイント特化型プラチナ |
| アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード | 165,000円 | プレステージ(回数無制限) | 条件付き無料 | 高級特典・ホテル上級会員 |
本当に元は取れるのか?具体例で解説
ここではどのカードで何回利用すれば元が取れるのかに付いて具体例を出して解説していきます。
一般的なラウンジの通常利用料金は1回4,000〜6,000円程度。
年3回利用した場合、15,000円相当の価値になります。
さらに以下のサービスも利用可能です。
- 軽食・ビュッフェ
- アルコール飲料
- シャワー設備
- 高速Wi-Fi
- 静かな作業スペース

日本ではクレジットカード経由でプレステージ会員を持つ方が圧倒的にお得です。
| カード名 | 年会費(税込) | プライオリティ・パス | 元が取れる回数(目安) |
|---|---|---|---|
| 楽天プレミアムカード | 11,000円 | プレステージ(5回無料) | 3回で元が取れる |
| EPOSプラチナカード | 30,000円 | プレステージ(無制限) | 6回で元がとれる |
| セゾンプラチナAMEX | 33,000円 | プレステージ(無制限) | 7回で元が取れる |
| 三井住友プラチナプリファード | 33,000円 | プレステージ(無制限) | 7回で元が取れる |
| アメックス・プラチナ | 165,000円 | プレステージ(無制限) | 33回以上で元が取れる |
※1回5,000円換算で計算
特に物価の高い海外空港では、食事代だけで数千円かかることも珍しくありません。
節約のため食事代を抑える、なんてことも気にする必要もなくなります。海外のラウンジではその国の料理を楽しむことができる点も魅力の1つです。
長時間トランジットや深夜便利用時は、体力的なメリットも非常に大きいです。スマホやパソコンの充電、PC作業することもできます。
どんな人に向いているか
年1回程度の国内旅行のみ
→ 基本的に不要
年2〜3回海外旅行
→ カード次第では検討価値あり
年4回以上海外旅行
→ 持つメリットが大きい
ワーホリ・長期滞在・世界一周旅行
→ ほぼ必須レベルで便利
特にLCC利用や乗り継ぎが多い人ほど満足度は高くなります。
利用回数別おすすめ早見表
- 年1回 → 無理して入らなくてOK
- 年2〜5回 → 楽天プレミアムカード
- 年6〜10回 → プラチナ系カード
- 年10回以上 → プレステージ付帯カード一択
年2回の海外旅行なら楽天プレミアムカード

画像引用:楽天カードホームページ
年会費11,000円でラウンジ5回利用可能は非常にコストパフォーマンスが高いです。年に2回海外旅行に行く方なら、元は十分取れるでしょう。年に2回海外旅行へ行き、往復で空港ラウンジを利用すれば4回利用となり、ほぼ元が取れる計算です。さらにトランジットがあれば5回以上利用するケースもあり、コストパフォーマンスは非常に高いと言えます。
また、国内主要空港ラウンジも無料で利用できるため、出張や国内旅行が多い方にもメリットがあります。
マイル重視ならセゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード

画像引用:セゾンアメックスホームページ
セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードは、年会費33,000円(税込)でプライオリティ・パス(プレステージ)が付帯します。
最大の魅力はJALマイル還元率の高さ。条件次第で高還元を狙えるため、出張が多いビジネスパーソンやマイラーに人気のカードです。
こんな人におすすめ
特典重視ならアメックス・プラチナ

画像引用:アメリカンエキスプレス ホームページ
アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードは年会費165,000円(税込)と高額ですが、特典の充実度はトップクラスです。プライオリティ・パスはもちろん、世界的ホテルグループの上級会員資格、充実した旅行保険、専任コンシェルジュなど、ラグジュアリーな特典が揃っています。
単純にラウンジ目的というより、旅行体験全体の質を上げたい人向けのカードです。
コスパ型プラチナならエポスプラチナカード

画像引用:EPOSカードホームページ
エポスプラチナカードは、インビテーション経由なら年会費20,000円(税込)で持てるコスパの良いプラチナカードです。
プライオリティ・パス(プレステージ)も付帯し、年間利用額に応じたボーナスポイント制度が魅力。日常決済を集中させることで、実質的な還元率を高められます。
安定感と総合力なら三井住友カード プラチナ

画像引用:三井住友カード ホームページ
三井住友カード プラチナは、老舗ブランドの信頼感とバランスの取れた特典が魅力です。
プライオリティ・パス(プレステージ)付帯に加え、グルメ特典やホテル優待、充実した保険など、総合力の高い1枚です。
ステータス性を重視しつつ、堅実に使いたい方に向いています。
デメリット・改悪情報
近年、特に話題になっているのが「レストラン特典の改悪」です。
一部カードでは、以前利用できた空港レストラン特典が対象外になるケースが増えています。
また、楽天プレミアムカードが年利用5回と変更したように他のカードも変更する可能性があります。

その他の注意点は以下です。
- 混雑時は入場制限あり
- 同伴者は有料の場合が多い
- 国内空港では対象施設が少なめ
- カードごとに条件が異なる
そのため、申し込み前に最新の利用条件を確認することが重要です。
プライオリティ・パス付帯カード改悪一覧表(2022〜2025年)
近年は空港ラウンジ需要の増加に伴い、各社で利用条件の変更(改悪)が行われています。主要カードの改定内容を時系列でまとめました。
| カード名 | 改定時期 | 改悪内容 | 影響度 |
|---|---|---|---|
| 楽天プレミアムカード | 2023年 | プライオリティ・パスが無制限 → 年間5回までに変更 | ★★★★★(大) |
| 楽天プレミアムカード | 2024年 | 海外利用特典条件の変更 | ★★★☆☆(中) |
| セゾンプラチナAMEX | 2022年 | 年会費値上げ(20,000円 → 22,000円) | ★★☆☆☆(小〜中) |
| セゾンプラチナAMEX | 随時 | JALマイル還元条件の変更 | ★★★☆☆(中) |
| エポスプラチナカード | 2023年 | インビテーション条件厳格化 | ★★☆☆☆(小) |
| 三井住友カード プラチナ | 2022〜2024年 | 特典内容の一部見直し(細かな改定) | ★☆☆☆☆(小) |
| アメックス・プラチナ | 2022年 | 年会費値上げ(143,000円 → 165,000円) | ★★★★☆(大) |
| アメックス・プラチナ | 随時 | 家族カード・特典条件の変更 | ★★★☆☆(中) |
どのクレカを持てばいい?

ここまで色々と説明してきましたが、僕自身の体験談をもとにクレカ別にどんな人に向いているかを説明していきます。
まず、僕が持っているのは以下の2枚です。
- 楽天プレミアムカード
- セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード
理由は、楽天経済圏(楽天モバイル、楽天銀行など)で生活しているため。海外長期旅行の際に回数無制限のプライオリティパスが欲しかったからです。
EPOSとセゾンで迷いましたが、将来的にJALも利用していくと考えてセゾンプラチナにしました。
この記事を見ている方は僕のように回数無制限のプライオリティパスをコスパよく手に入れたいと思っているのではないでしょうか。
簡潔にまとめたのでご確認ください。質問等ありましたらお気軽にいつでもご連絡ください。
楽天プレミアムカード
- 年に2回海外旅行に行く方
- 楽天経済圏で生活されている方
楽天プレミアムカードの詳細はこちら
セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード
- 回数無制限のプライオリティパスが欲しい(年7回利用で元が取れる)
- 長期海外旅行・ワーホリに行く
- JALのマイルをこれから貯めていきたい人
- AMEXのクレカを持ちたい人
セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードの詳細はこちら
EPOSプラチナカード
- コスパを最優先
- 回数無制限のプライオリティパスが欲しい(年6回利用で元が取れる)
- 長期海外旅行・ワーホリに行く
EPOSプラチナカードの詳細はこちら
三井住友カード プラチナ
- 三井住友カードを利用している
- 回数無制限のプライオリティパスが欲しい(年7回利用で元が取れる)
- 信頼性を重視したい
三井住友カード プラチナの詳細はこちら
アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード
- とにかく旅行の質を上げたい
- コンシェルジュサービスを受けたい
- 手厚い旅行保険
アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードの詳細はこちら
今利用しているカード会社やブランド等を考慮するのもいいと思います。
まとめ|あなたは持つべき?それとも不要?
プライオリティ・パスは、全員に必要なサービスではありません。
しかし、海外旅行や出張が年に数回ある人にとっては、空港での時間の質を大きく変える“体験投資”になります。
出発前の2〜3時間。
高いレストラン代を払い、混雑したベンチでスマホを触りながら待つ時間。
それを、静かな空間で食事を取り、アルコールを楽しみ、充電やWi-Fiを気にせずくつろぐ時間に変えられるとしたらどうでしょうか。

特に日本人の場合は、クレジットカード経由で持つことで圧倒的にコスパが良くなるのが最大のポイントです。
簡潔に結論をまとめると
- 年1回程度 → 無理に持つ必要なし
- 年2回海外旅行 → 楽天プレミアムカードがコスパ良好
- 年4回以上 → 回数無制限カードの価値が高い
- 長期旅行・ワーホリ・世界一周 → ほぼ必須レベル
例えば、空港で普通に食事とドリンクを頼めば3,000〜5,000円は簡単にかかります。

それが1回のラウンジ利用で実質無料。年4回利用すれば、それだけで1〜2万円分の価値になります。
つまり、年2回海外旅行に行く人なら十分ペイ可能です。
特にコスパ重視なら楽天プレミアムカード、 マイル重視ならセゾンプラチナ、 ラグジュアリー体験重視ならアメックス・プラチナ。
一方で、近年は改悪や利用制限も増えています。 レストラン特典の縮小、回数制限の導入、年会費の値上げなど、条件は常に変わります。
だからこそ大切なのは、
「今の自分の旅行頻度で本当に使い切れるか?」
この一点を冷静に判断することです。
プライオリティ・パスは、持っているだけでは価値はありません。 使ってこそ初めて価値が出るサービスです。あなたの旅行スタイルに合っているなら、空港時間は驚くほど快適になります。
逆に、年1回程度なら無理に持つ必要はありません。ぜひ、あなたの年間旅行回数と照らし合わせて検討してみてください。
迷っているなら、まずは一枚
- 年2回以上海外旅行する
- 出張がある
- 空港時間を快適に過ごしたい
- マイルを効率よく貯めたい
このどれかに当てはまるなら、持たない理由はほとんどありません。
空港体験は、カード1枚で劇的に変わります。
次の旅行から、あなたはどちらを選びますか?
混雑したベンチで時間を潰す側か。 ラウンジでゆったりくつろぐ側か。

行動する人だけが、快適さを手に入れられます。
ここまでお読みいただきましてありがとうございました。
それでは良い旅を!